文化経済学会<日本> 2017 研究大会 2017.7.1(土)~2(日)

文化経済学会<日本> 研究大会

「まち・ひと・しごとの<真の>創生に向けて」

2017年7月1日(土)~2日(日)

【お知らせ】
・大分大会は成功裏のうちに終わりました。
・大会発表資料の公開(会員・参加者限定)を開始しました。
・大会当日プログラムを掲載しました。
・参加登録受付を開始しました。


■案内資料
当日プログラム

分科会プログラム
変更される場合がございます。

 

■ 分科会資料の公開について
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 2017年度文化経済学会〈日本〉研究大会は、7月1日(土)・2日(日)の二日間にわたり(6月30日(金)午後エクスカーションを実施)、大分県大分市にて開催します。会場はホルトホール大分 (7月1日(土))、大分県立芸術文化短期大学(7月2日(日))となります。皆様の多数のご参加をお待ちしています。

 

■日程

2017年7月1日(土)ホルトホール大分(大分県大分市) 会場アクセス

9:30~

受付開始(エントランス ロビー)

10:30~12:15

分科会①
①-A 伝統文化・芸能
①-B 文化産業・クリエイティヴ産業
①-C 文化政策
①-D まちづくり・地域再生①

12:15~13:30

ランチタイム(理事会 12:20-13:20)

13:30~15:30

特別セッションⅠ《3F 大会議室》
「アートと社会の交差点」
【趣旨】
 近年、アートと社会との関係性が問われており、各地で展開されているアートプロジェクトや障害者の創作物の位置づけをめぐる議論も活発に行われている。
 神野らが設立した「社会の芸術フォーラム」では、アートと社会の相互反映性を領域横断的に考察しており、神野は「アートをあらゆる人にひらかれたものとしようとすることで、アートそのものの特質が失われてしまっているのではないか」という問いを提起している。
 秋葉らが紹介した「ソーシャリー・エンゲイジド・アート(SEA)」は社会的相互行為なしには成立せず、他の分野との境界線を大きく超え公共圏に影響を与えるものだという。
 福祉の領域に視点を転ずれば、表現活動によって障害者の社会包摂を具現化しようとする試みが各地で展開されている。たとえば障害者がやらざるを得ない情動に駆られた行為をアートと位置づけ、社会に発信することによって他者の価値観を揺さぶり、ともに生きる社会について人々が動き始めることをめざす実践もある。しかし、こうした取組をアートと位置づけることに疑問を呈する人々も存在する。
 そこで本セッションでは、地域系アートや障害者アートの議論をふまえつつ、「アートはアートとしての特質を失わずに、社会との接点を持ち得るのだろうか?」という問いを多面的に検討する機会とする。
【パネリスト】
秋葉美知子(NPO法人アート&ソサイエティ研究センター)
川井田祥子(鳥取大学)
神野真吾(千葉大学)
【モデレーター】
八木匡(同志社大学)

特別セッションⅡ《1F 小ホール》
「都市祭礼文化におけるソーシャル・キャピタルと文化資本」
【趣旨】
 昨年12月に、本学会顧問の山田浩之氏編の『都市祭礼文化の継承と変容を考える:ソーシャル・キャピタルと文化資本』(ミネルヴァ書房)が刊行された。序章でも指摘されているとおり、都市祭礼は、これまで民俗学や社会学の視点から、その伝統のもつ意味などについての研究が進められてきたが、本書では近年注目されているソーシャル・キャピタルに加え、文化資本・文化的価値といった文化経済学独自の視点から、都市祭礼の運営組織や経済的基盤をも含めて総合的に分析することを試みたものであり、文化経済学のひとつの可能性を示すものである。本セッションでは、山田顧問をはじめ本書の著者を招き文化経済学における都市文化・祭礼文化研究の到達点を会員間で共有したい。

基調報告
山田浩之(京都大学名誉教授)
三浦俊一(弘前大学客員研究員)

パネルディスカッション
【パネリスト】
石田信博(同志社大学教授)
紅谷正勝(飛騨高山高校教諭)
伊藤節子(京都大学研究員)

15:30~15:45

休憩・移動

15:45~17:45

シンポジウム 《大会議室》
「地域文化と観光」
【趣旨】
 「地域文化と観光」と題し、ゲストに日本総合研究所の藻谷浩介氏、BEPPU PROJECT代表理事の山出淳也氏を招き、大分県芸術文化スポーツ振興財団の三浦宏樹氏の司会により議論を行います。
 別府の国際芸術祭「混浴温泉世界」で知られる山出氏は近時、2018年に大分県で開催される国民文化祭において、県内各地がリーディング事業として実施するカルチャーツーリズム(文化観光)の総合プロデュースを手がけています。『デフレの正体』や『里山資本主義』で著名な藻谷氏は、昨年末に刊行された近著『観光立国の正体』で、顧客視点に立った観光戦略・商品づくりというマーケティングを通じ、地域全体が豊かになることが持続可能な観光の鍵だと述べています。
 お二人の議論を通じて、地域の芸術文化・観光事業における現状と課題、そして今後の展望を検討します。

【パネリスト】
藻谷浩介((株)日本総合研究所・主席研究員)
山出淳也(NPO法人 BEPPU PROJECT・代表理事)
【モデレーター】
三浦宏樹(大分県芸術文化スポーツ振興財団・参与)

17:45~18:00

移動

18:00~20:00

懇親会 会場 1F小ホール

 

2017年7月2日(日)大分県立芸術文化短期大学 人文棟 会場アクセス

9:00~

受付開始

10:00~12:20

分科会②
②-A 観光・景観・地域(人文棟1F 101教室)
②-B スポーツ(人文棟1F 102教室)
②-C 文化統計・計量分析(人文棟1F 視聴覚室)
②-D アートプロジェクト(人文棟1F 大講義室)

12:20~13:20

ランチタイム

13:20~14:00

総会(1F 大講義室)

14:10~15:20

分科会③
③-A コミュニティ(人文棟1F 101教室)
③-B まちづくり・地域再生② (人文棟1F 102教室)
③-C 理論・思想(人文棟1F 視聴覚室)

会員企画セッション「公共劇場の就労環境改善を考える」(人文棟1F 大講義室)
~芸団協「実演家、劇場・舞台スタッフの就労環境改善に関する調査研究」をもとに~

 2016年度に芸団協が実施した「実演家、劇場・舞台スタッフの就労環境改善に関する調査研究」の結果をもとに、公共劇場の就労環境改善について皆で考えます。
 検討にあたっては、今後の人口減少社会において、劇場法によってその公益性が明文化された公共劇場にはどのようなことが求められるのか、という中長期展望を視野におき、単なる「改善要求」にとどまらない議論を目指します。

○日時
7月2日(日)14:10~15:20

○形式
・発表30分+討論40分

○登壇者
発表者:
米屋尚子・布目藍人(公益社団法人芸能実演家団体協議会)

パネリスト:
衛紀生(可児市文化創造センター)
宮崎刀史紀(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)

司会進行:片山泰輔(静岡文化芸術大学)

『公共劇場スタッフの働き方改革に向けて』は、下記からPDFでダウンロードすることができます。
参加希望者は、できるだけ3章を事前に読んでご参加ください。
https://www.geidankyo.or.jp/img/research/2017_gekijyo_staff.pdf

 

■会場
 本大会は初日と2日目で会場が異なります。初日7月1日(土)ホルトホール大分、2日目は大分県立芸術文化短期大学の2会場での開催となります。初日ホルトホールでは、午前の分科会をはじめ、午後の特別セッションとシンポジウム、懇親会と続きます。会場割当については、以下の表でご確認ください。

 7月2日(日)大分県立芸術文化短期大学での開催で会場は人文棟101教室、102教室、視聴覚室、大講義室となっております。発表会場となる4教室はすべて人文棟1階に位置しています。

交通アクセス
・ホルトホール大分
http://www.horutohall-oita.jp/access/

・大分県立芸術文化短期大学
http://www.oita-pjc.ac.jp/shisetsu/access.html

■大分市までの交通について
 空路では多くの皆様が大分空港をご利用になると思われます。大分市内と大分空港を結ぶ交通手段は高速バスのみです。所要時間は60分程度で料金は1550円(片道)になります。陸路ではJRあるいは高速バスをご利用ください。関西圏からは新幹線と特急ソニックを利用されると便利です。空路・陸路ともに大分駅に到着しますので、宿泊は駅近辺の宿を予約されると会場移動も含めて便利になります。

■宿泊について
 大分県立芸術文化短期大学、ホルトホール大分ともに最寄りはJR大分駅になります。大分駅近辺(徒歩5分以内)の宿泊施設は県内全域へのアクセスの良さもあり近年予約をとりにくい状況が続いています。近隣の観光地である別府市は大分駅まで電車で10分ほどに位置していますので、宿泊地としても検討いただけます。ただし、関東・関西と異なり列車の運行本数が少ないため、会場までの移動については時刻表の確認をお願います。

■参加費等
・参加費 事前申し込み
会員2,000 円、非会員4,000 円
学部生2,000 円(学生証をお持ち下さい)

・参加費 当日受付
会員3,000 円、非会員5,000 円
学部生2,000 円(学生証をお持ち下さい)
※ 前年度会費未納の会員は、事前申し込みは不可。当日受付のみで参加費は4,000 円
※ 非会員はシンポジウム、特別セッションのみであれば参加無料、エクスカーションも各コースの規定参加費で申込可。

・懇親会費 5,000 円
(ホルトホール大分 1階小ホール)

・大会昼食ならびに昼食弁当 1食1,000 円
(7/2(日)のみ、飲み物付 事前申し込みが必要です)。
 7月1日(土) につきましては、ホルトホール近隣の飲食店をご利用ください。また、大分駅、ホルトホール近辺の昼食可能な場所については学会当日に簡単な資料を皆様に配布する予定です。そちらもご参照ください。

・7月2日(日)空港直行バス
 大会2日目終了日時が日曜日の夕方にあたるため、通常ビジネス客も含め空港行きバスの混雑が予想されます。今回、大分空港利用の皆様のために、大分県立芸術文化短期大学から空港までの特別直行バスを準備いたしました。空港を利用される会員の皆様は大学からの直行バスの利用をおすすめします(1便夕方のみ)。

7月2日(日) 大分県立芸術文化短期大学--大分空港直行バス 運行時間
出発時刻 15:40
到着時刻 17:00(予定)
運賃:1,500円(おひとり)

■エクスカーション企画
 今大会において、大分県内の芸術文化事業の取組状況を4つのコースに分かれてご案内いたします。どのコースも定員が設定されています。お早めの申込をお願いします。

エクスカーション1「大分まちなかアート散策」
 大分市中心市街地に点在する屋外彫刻や大分アート界の歴史スポットを巡りながら大分県立美術館OPAMをめざす、大分アートの今と昔をコンパクトに詰めたまちあるきツアーです。

エクスカーション2「別府アートめぐり NPO法人BEPPU PROJECTの歩み」
 別府市内の芸術文化事業を巡る街歩きツアーです。案内役には、別府で2005年より活動を展開するNPO法人BEPPU PROJECTスタッフの利光友紀が担当します。別府市内における芸術文化事業を手掛けてきたBEPPU PROJECTの歩みを巡っていきます。

エクスカーション3「バスとトレッキングで巡る国東芸術のまちづくり交流ツアー」
 国東市活力創生課の協力により実現した特別バスツアーです。六郷満山文化で知られる国東半島エリアをアート作品とともに巡っていきます。独自の仏教文化が花開いた地で、くにさきの文化と芸術への造詣を深めていただきます。集合場所は大分空港、帰着地は大会開催地至近の大分駅です(見学先は天候等の都合で変更になることがあります)。

エクスカーション4「創造都市たけたを巡るエクスカーションバスツアー」
 竹田市は芸術文化を起点とした移住定住促進事業の先進的事例としても注目されています。平成27年度には、文化庁長官表彰の被表彰都市(文化芸術創造都市部門)に選定され、今回のツアーでは、受賞理由となったインキュベーション型工房TSG(竹田総合学院)、城下町地域事業を中心に、竹田市の事業担当者とともに巡っていきます。

※各エクスカーションの詳細な訪問先につきましては、文化経済学会《日本》公式ホームページにてエクスカーションの紹介チラシを御覧ください。

 

■研究大会参加申込方法について 6月19日受付締切
参加申込につきましては、昨年同様、オンラインで行うこととなっておりますので、下記のサイトからログインの上、申込みを行ってください。完了後には、メールで登録内容が届きますので、ご確認ください。
また、2016年度以前の会費未納の方は事前参加登録ができません。ご不明な場合は事務局へお問い合わせください。

オンライン参加登録システム
https://service.gakkai.ne.jp/society-member/auth/apply/JACE

なお、オンラインでのお申込みが難しい場合は、以下のFAXにてお申し込みください。

ファックスでお申し込みされる方は、申込み用紙をダウンロードして事務局(fax:03-5981-9852)までお送りください。申込み用紙ダウンロード(PDF)

■オンライン申し込み手順
1.上記参加登録システムのURLに、会員番号とパスワードをいれログインしてください。

2.画面上の説明に沿って、STEP をお進みください。

3.登録後に送信される確認メールを受け取って、登録完了となります。
※しばらくお待ちいただいても参加登録完了メールが届かない場合は、登録メールアドレスに誤りがあるか、登録を最後まで完了されていない場合がございます。その場合には、再度ログインいただき、ご確認いただくか、学会事務局宛て、お問い合わせください。