■2009年度研究大会-可児大会-  

                                   【English】

                                               大会プログラム(PDF)


開催概要

日 時

2009613日(土)・14日(日) 

会 場

可児市文化創造センター(岐阜県可児市)

アクセス

名古屋駅より、1時間程度
<最寄駅>
・名鉄「日本ライン今渡」駅(タクシー約5分または徒歩10分)
JR「可児」駅(タクシー約5分または徒歩30分)

 詳細地図→こちらへ

 参加費 ・文化経済学会  会員    2,000円
・文化経済学会  非会員   4,000円
・学部生(除く大学院生)   2,000円 ←当日学生証をご提示ください。
懇親会費  5,000円

主 催

文化経済学会<日本>

共 催

(財)可児市文化芸術振興財団


スケジュール

6/12
(金)

13:3021:00

スタディツアー【要事前予約】

6/13
(土)

10001130

基調報告 

11301300

昼食・休憩 (ロビーコンサート)

11:40-12:40

理事会

13001530

シンポジウム 

1545
1745/1825

分科会① 

18302030

懇親会 

6/14
(日)

 

0930
1130/1210

分科会②

11401210

文化経済学会<日本>総会 

12101300

昼食・休憩

1300
1500/1540

分科会③

                  ※分科会は会により終了時間が異なります。


◆基調報告

■基調報告
「経験価値創造の劇場・ホール経営―アーツマネジメントの現場から」

日 時

2009613日(土)  10001130

会 場

可児市文化創造センター 小劇場(虹のホール)

報告者

紀生(可児市文化創造センター館長兼劇場総監督)

参加費

無料

概 要

可児市文化創造センターは、二年前から経験価値マーケティングを軸にすえたマネジメントをしています。顧客の「受取価値」に着目して、その価値の高度化こそが劇場と顧客の双方に「変化」をもたらし、劇場には社会機関としての認知が、顧客には新しいライフスタイルがもたらされると考えています。「観る」や「聴く」はあくまでも行為を指すだけであり、その行為から顧客が何を受け取るのかが、可児市文化創造センターの職員の仕事であると規定している。その意味では、可児市文化創造センターの仕事は経験価値を「演出」することに尽きるといってもよいだろう。アーツマネジメントの実際とマーケティング戦略の詳細をパワーポイントによって報告する。



◆シンポジウム

■シンポジウム
「公共文化施設の地域社会へのマーケティングを洞察する」

日 時

2009613日(土)  13001530

会 場

可児市文化創造センター 小劇場(虹のホール)

パネリスト

中川幾郎(帝塚山大学大学院 法政策研究科)
河島伸子(同志社大学 経済学部・経済学研究科)
吉本光宏(ニッセイ基礎研究所 芸術文化プロジェクト室長、上席主任研究員)

コーディネーター

紀生(可児市文化創造センター館長兼劇場総監督)

参加費

無料

概 要

近年、公共文化施設は指定管理者制度の導入、公益法人改革などの外部環境の激変にさらされている。さらには経済環境の変化によって文化芸術そのものの有用性に対する疑義が自治体文化行政をも危うくさせている。いま、公共文化施設は自らの存立理由を地域社会へ向けて明らかにしなければならない。自らの意識を大きく変化させるとともに、地域社会の同意を得るためのマーケティングが急務であるといえる。それは販売指向のマーケティングではなく、存在基盤を証し立てるためのソーシャル・マーケティングに限りなく近いアプローチかもしれない。



◆スタディツアー

■スタディツアー  【申込締切 5/20(水)必着/要事前申込】

日 時

612日(金)  13302100

スケジュール

13:30 可児市文化創造センター(ala) 
    集合:インフォメーションコーナー

14:00 花トピア【文学座アウトリーチ】
14:40 加茂学園【新日本フィルアウトリーチ】
    <参考>alaの地域拠点契約
15:40 花フェスタ記念公園(世界一のバラ園)
17:45 シティホテル美濃加茂 夕食「ホタル御膳」
20:00 三和町 ホタル鑑賞
21:00 シティホテル美濃加茂 解散~各ホテルまで送~

参加費

5,000円【当日現金払】

備 考

・当日参加不可(事前に予約した方のみ)
・バス・食事などの手配の都合上、お申込後の欠席・キャンセルの場合でも代金はお支払いただきます。
・全行程参加できること(一部のみの参加は不可)

・時間は目安です。
・定員30名に達し次第締切ます。


◆分科会詳細
  • -A 事例報告1  座長:中川幾郎  討論者:伊藤裕夫

    「シンガポール芸術祭」のブランド戦略について
    伊志嶺絵里子

    岐阜県高山市における社会関係資本と文化資本の相互作用
    -両資本の関係と公共意識の醸成-
    紅谷正勝

    地域の自律と「身的表現」文化の可能性を探る
    虫送りの行事を中心として
    薩佐久仁子


    -B アーラセッション  座長:清水裕之  討論者:小野田泰明

    地域劇場における演劇興行の日米比較
    青野智子

    可児市を囲む尾張・飛騨・美濃隣接地域の地域伝統芸能を自主文化事業に導入の試み
    中坪功雄

    地域の公立文化施設における職場環境の現状と課題
    可児市文化創造センターにおける人的資源開発とキャリア開発を事例として
    柴田英杞



    -C 都市空間・都市再生  座長:野田邦弘  討論者:山田浩之

    芸術コミュニケーションによる都市空間の変容
    藤田 朗

    東アジアにおける空きスペースを再活用した芸術施設のサステイナビリティに関する国際比較研究-大阪・京都・台北・香港・上海-
    清水麻帆

    都市再生とパブリックアート政策の可能性
    -イギリスの現状と課題について-
    清水裕子

    「自治体文化行政としての彫刻シンポジウム」
    柴田 葵


    -D 文化政策の多様な側面  座長:佐々木雅幸  討論者:池上 惇

    梅棹忠夫の「中核文化施設」構想について
    国立民族学博物館、中之島芸能センター、国立総合芸術センター構想
    梅原宏司

    フランスにおける公的文化サービスの概念形成とその展開
    永島 茜

    政令指定都市における創造環境に関する研究
    -
    創造性指標と文化政策を視点として-
    坂口大洋/小野田泰明

    デジタル文化活動と利用者の創造性-著作権法への挑戦
    河島伸子


    -E Festival, Cultural Heritage and Cultural Clusters
    ChairKazuko Goto  CommentatorTakeo Nakatani


    Introspecting Cultural Economics in Korean Context
     (Key Note Speech)
    Sang-Oh Lim

    Festival, Whose Festival: The Case of Hakka Tung Blossom Festival
    Shou-Cheng Lai
    Yung-Neng Lin

    A Case Study of the Preservation of Cultural Heritage and Natural Conservation in the Community Reconstruction—Beitou Hot Spring as an Example
    Hsiao Wen-Chieh
    Horigome Kenji

    Spatial Configuration of Creative Parks and Clusters in Beijing
    Dr. Patrick Kin Wai, MOK


    -A 事例報告2  座長:藤原惠洋  討論者:徳永高志

    人・地域・障害者をつなぐアートセンターの可能性
    岩瀬智久

    『ソーシャル・キャピタルによる創造空間の事例』
    ~歴史的資源の城郭に現代的なア-ト空間を~
    奥 正孝


    -B 地域と文化  座長:吉本光宏  討論者:澤村 明

    大道芸を通じた地域活性化と社会関係資本の形成
    田久朋寛

    地場の食産業の観光産業化に関する研究
    奈良の食産業を事例として
    片上敏喜


    -C 文化と調査  座長:藤野一夫  討論者:周防節雄

    アンケート調査を用いたフェスティバルの文化的・社会的・経済的価値評価に関わる問題の提起 -沖縄市キジムナーフェスタを事例として-
    蒲池卓巳/後藤和子

    教育プログラムとしてのアウトリーチ活動の波及効果の考察
    ~ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭におけるアンケート調査から~
    砂田和道

    視覚芸術の鑑賞活動を規定する要因の時系列分析
    有馬昌宏


    -D 文化産業  座長:山田太門  討論者:増淵敏之

    著作権をめぐる法と経済へのアプローチクリエイティブ産業とインセンティブの視点から
    後藤和子

    ベートーベンの作曲活動の生産性に対する個人的要因と環境的要因(技術革新など)との影響度分析(および90年代以降の日本のポピュラー音楽における録音新技術の導入による音楽産業をめぐる関係者の力関係の変化の分析)(音楽における新技術はアーティストを幸福にするのか?不幸にするのか?)
    保原伸弘


    日本映画産業の構造変化に関する経営学的考察
    -東宝と松竹を事例として-
    眞田妙子


    -E Culture and Regional Development
    ChairNobuko Kawashima  CommentatorEmiko Kakiuchi


    Local Sharing Goods and Circulated Cultural Capital in the Hilly and Mountainous Areas(HMAs):
    Security for next generations on the rights of Amenity
    Hiroshi Furuhata

    System wide cultural district: mapping and clustering the tangible and intangible cultural asset for the reshaping of the regional clusters in the Region of Veneto, Italy
    Guido Ferilli
    Pier Luigi Sacco

    A study of story and experiential marketing in community empowering -- the case of Zhútián in Pingtung prefecture
    Hsiang-Yung Feng
    Yung Ching Lee

    Constructing a ‘Cultural Milieu’ with ‘Dance Clubs’
    : Making a ‘Cultural District’ in Seoul, South Korea
    Mihye Cho


    -A 事例報告3  座長:有馬昌宏  討論者:片山泰輔

    舞台芸術活動へのインターンシップと高等教育機関のキャリア・サポート
    ~ふたつの連携事例の実践報告と省察~
    壬生千恵子

    コンテンツリテラシー調査とその結果
    小山友介

    近・現代における歌舞伎の社会的位置づけに関する考察
    ――
    「伝統」への眼差しについて――
    香月孝史


    -B 教育・福祉と文化  座長:北村裕明  討論者:友岡邦之

    障害者の芸術表現による自立とその支援に関する研究
    川井田祥子

    高齢者の健康度に対する文化的要因に関する研究
    今田 彰

    空海の「綜芸種智院」の開校へ導いた「役の行者」・「道昭」・「行基」
    近藤太一

    声のプロジェクト~共創教育の展開~
    青木幸子


    -C ミュージアム・文化NPO  座長:佐々木亨  討論者:端 信行

    芸術・文化分野における非営利団体の分析
    札幌市におけるアートNPOの支出入構造分析の試みとケーススタディ
    谷地田未緒

    アートNPOと行政の協働における課題~「新世界アーツパーク」の事例から
    野田邦弘

    オーストラリア戦争記念館における対日戦争展示について
    溝上智恵子


    -D Cultural Diplomacy, Cultural Industries
    ChairKazuko Goto  CommentatorMasaki Katsuura


    Agents of cultural diplomacy?: regional integration and the role of cultural institutions
    Mizue Yuzurihara

    The Bulgarian Cinema in the Period of Market – Oriented Transformation
    /The efficacy of market versus state interventions/
    Bilyana Tomova
    Diana Andreeva

    A Cross-National Panel Analysis of the Media and Entertainment Industry: Focusing on the Theories of Diversification and Value Chain
    Cho Yongrae
    Ko Jeongmin Kim Wonjoon


    -E Cultural Policy and Management
    ChairNobuko Kawashima  CommentatorTadashi Yag
    i

    The Andy Warhol Museum’s Forum—A Case Study in Arts Management
    Chiharu Harashima

    FUMPROARTE: 15 years of a Brazilian public arts support system
    Álvaro Santi

    A Study on Efficiency Analysis about the public cultural facility
    using DEA/Window model and Malmquist productivity Index.
    Jang, chulho

    An Analysis of the Perspectives on Copyrights in the Musical Industry in Korea
    Byung-Hee Soh
    Jihyang Lee



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