■文化経済学会<日本>2007 秋の講演会 2007.10.20(土)

「歴史的文化資源の今日的活かし方」

日 時

20071020(土) 14:0017:00 (開場1330

会 場


富山県高岡市
瑞龍寺境内(大茶堂)
(富山県高岡市関本町35

http://www.zuiryuji.jp/access/

*講演会は畳に座布団を敷いて座って行います。椅子席は少々用意があります。
*瑞龍寺は国宝指定の曹洞宗の大伽藍。会場となる大茶堂は、大きな土間と60畳敷の大広間および控の間から成っており、国の重要文化財に指定されています。

最寄駅

JR北陸本線「高岡駅」南口 徒歩約10

参加費

一般1,000円 学生500
(会員・非会員とも、拝観料含む/当日支払)

主 催

文化経済学会<日本> 

定  員

120

後 援

富山県、高岡市、富山大学、北日本新聞社(予定)

申込方法

参加申込書を、文化経済学会事務局までお送りください。
   申込書  <word>    <PDF>


プログラム

■事例報告

瑞龍寺の再建:上野幸夫 
       (職藝学院教授・瑞龍寺復元の責任者)
近世高岡金屋町の歴史:仁ヶ竹亮介
               (高岡市立博物館学芸員) 

■パネルディスカッション

<パネリスト>
・上野幸夫 (職藝学院教授・瑞龍寺復元の責任者)
・佐々木雅幸(文化経済学会<日本>副会長・
               大阪市立大学教授)
・武山良三 (富山大学芸術文化学部教授)
・仁ヶ竹亮介(高岡市立博物館学芸員)
・松井隆幸 (富山大学経済学部教授)

<コーディネーター>
伊藤裕夫 (富山大学芸術文化学部教授)


内 容

富山、特に高岡を中心とする県西部地域には、歴史的にも幾層にも重なる文化が見られます。古くは奈良時代、現在は高岡市に属する伏木には越中国衙が置かれ、大伴家持が越中守として赴任しました。中世には一向一揆の舞台にもなり、付近には勝興寺や瑞泉寺などの真宗系の寺院をはじめ、他にも前田家建立の国宝瑞龍寺(曹洞宗)や国泰寺(臨済宗)など名刹も多い所です。現在の高岡は、1609年、加賀2代藩主の前田利長が隠居後、現在の高岡の地に移り、高山右近の設計で城を築きましたが、その後江戸幕府による一国一城の命で廃城になるも、今度は商業町にすべく諸役免除の特権を付与することを条件に職人を呼び集め、鋳物業を興し、梵鐘、仏像、銅器などの全国的産地に育て上げたということです。
 こうした歴史的な地域文化資源をこれからの地域づくりにどう活かしていくのか、文化経済学の可能性の検証も兼ねて検討します。

事例報告では、上野氏からは瑞龍寺を始め富山の歴史的建造物の文化的価値やその保存について、仁ヶ竹(にがたけ)氏からは前田利長による高岡金屋町の開町の経緯とその後の展開についてご報告をいただきます。

パネルディスカッションでは、そうした歴史的文化資源を今日のまちづくりや産業・経済、市民文化にどう活かしていくか、文化と経済の接点を探る中で検討します。


懇親会

日 時

1020日(土) 19時〜21時頃

会 場

吉久の町屋にて  
(高岡駅北口より路面電車“万葉線”で約20)

参加費

5,000円 

定 員

20

講演会終了後、吉久の「さまのこフェスタ」を見学。
その後、地元の伝統的な町屋で伝統的獅子舞等を見ながら、祭り料理を味わい、地元保存会との交流を兼ねた懇親会をいたします。

※東京・大阪への高岡発の最終が18時台なので、参加者は宿泊が必要となります。
“さまのこ”とは木の格子戸のこと。


  ■申込&問合わせ: 文化経済学会<日本> 
  160-8374 東京都新宿区西新宿6-12-30 芸能花伝舎2F (社)芸団協内
  TEL03-5909-3068 FAX03-5909-3061 e-mailinfo@jace.gr.jp
  
  事務局は常勤ではありません。
  お問い合わせ等はなるべくFAXまたはe-mailにてお願いいたします。


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